2024年になってから、漫画家・声優・ゲームなど、アニメにまつわる著名人の訃報が相次いでいます。
小さい頃から慣れ親しんだ作品の作者や携わった方が亡くなるのはとても残念なことですよね。
今回は、2024年に亡くなったアニメ・漫画界の著名人をまとめてみました。
- 【2024年アニメ・声優・漫画界の訃報】亡くなったのは誰?
- 宮本貞雄さん(86歳)
- 高橋春男さん(享年76歳)
- 丸川トモヒロさん(享年53歳)
- 芦原妃名子さん(享年50歳)
- 村山吉隆さん(不明)
- 石原凡さん(享年68歳)
- 前田昌明さん(91歳)
- 鳥山明さん(享年68歳)
- TARAKOさん(後年63歳)
- 浅井裕さん(不明)
- いのまたむつみさん(享年63歳)
- 寺田農さん(享年81歳)
- 雪永ちっちさん(不明)
- 山本弘 さん(享年68歳)
- 村松康雄さん(享年91歳)
- 梅津秀行さん(享年68歳)
- 増山江威子さん(享年89歳)
- 山下啓介さん(享年82歳)
- ささやななえこさん(74歳)
- 松野太紀さん(享年56歳)
- 三輪勝恵さん(享年80歳)
- 小原乃梨子さん(享年88歳)
- 山本圭子さん(享年83歳)
- 田中敦子さん(享年61歳)
- 篠原恵美さん(享年61歳)
- 楳図かずおさん(享年88歳)
- まとめ:【2024年声優・漫画界の訃報】亡くなったのは誰?死因も調査!
【2024年アニメ・声優・漫画界の訃報】亡くなったのは誰?
2024年になり、11月現在でアニメ・声優・漫画界で亡くなった方はすでに25名いらっしゃいます。
なぜ亡くなったのか、気になる死因についてもまとめました。
宮本貞雄さん(86歳)
アニメーター、キャラクターデザイナー、アートデザイナーの宮本貞雄さん。
「鉄腕アトム」や「千夜一夜物語」などの原画や作画監督を務められました。
海外に渡り、ディズニー・コンシュマー・プロダクツに入社すると、「ライオン・キング」や「リロ・アンド・スティッチ」のアートも担当しています。
2024年1月9日、死去されました。死因は公表されていないようです。
86歳でした。
高橋春男さん(享年76歳)
漫画家でアニメーターの高橋春男さん。
『週刊文春』連載の4コマ漫画『いわゆるひとつのチョーさん主義』など総合誌での連載が主で、有名人の似顔絵による1コマや数コマのカットと、社会風刺コラムを合わせた作風を確立していました。
その他、「Dr.ハルオの往診ツクツク」「ひょうきんチャンネル」などの作品を生み出しました。
2024年1月12日、神奈川県相模原市内の病院で死去されました。死因などは公表されていないようです。
76歳でした。
丸川トモヒロさん(享年53歳)
漫画家の丸川トモヒロさん。
1999年6月号から初の本格的な長期連載作品である『成恵の世界』を描き始め、作品からSF・ミリタリーについての造詣はかなり深いことが伺われていました。
その他、『魔砲少女四号ちゃん』の連載を終えると、新しい作品の構想を考えていらっしゃいましたが、残念ながら2024年1月25日に虚血性心疾患のため死去されました。
享年53でした。
芦原妃名子さん(享年50歳)
漫画家の芦原妃名子さん。
2005年、「砂時計」で第50回(平成16年度)小学館漫画賞少女向け部門を受賞。単行本発行部数が累計700万部を超えました。
2023年10月、日本テレビにて木南晴夏さん主演で、芦原妃名子さんの『セクシー田中さん』がテレビドラマ化しました。
2024年1月26日には、自身のブログやSNSで、ドラマ『セクシー田中さん』について原作から大きく改変されるなど制作陣と意見対立があり、
9話・10話の脚本を自ら担当した経緯を、小学館と文章内容を確認した上で明かしていましたが、投稿を削除して謝罪のコメントを残していました。
一連の投稿を削除した2024年1月28日から行方不明となり、29日に栃木県日光市内で死亡しているのが発見され、遺書が見つかっていることから、自殺を図ったとされています。
50歳でした。
村山吉隆さん(不明)
ゲームクリエイターの村山吉隆さん。
コナミにて『幻想水滸伝』シリーズのシナリオやディレクションを務めたことでも知られています。
2020年3月にRabbit&Bear Studiosを設立し、代表取締役社長に就任しました。
スタジオのデビュー作としてRPG『百英雄伝』が開発されており、村山氏は脚本やゲームデザインを担当し、2024年4月23日に発売予定でその準備が進められていましたが、
発売を前に2024年2月6日に、多臓器不全により逝去されました。生年不明。
石原凡さん(享年68歳)
俳優で声優の石原凡さん。
元々はドラマや舞台で俳優をされていましたが、2000年代からは声優として活躍されていました。
「バキ(梅澤)」「遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX(スカー〈暗黒界の斥候 スカー〉)」など、数々の作品の声優を担当。
トーク番組『ライオンのいただきます』から『ライオンのごきげんよう』においてライオンちゃんの着ぐるみを担当していた経歴もあります。
かねてより病気療養中でしたが、2024年2月8日に死去したことが2月15日に所属事務所の公式サイトで発表されました。
死因は公表されていないようです。68歳でした。
前田昌明さん(91歳)
俳優で声優の前田昌明さん。
テレビドラマ「ケンちゃん」シリーズや「事件記者」などに出演したほか、長年にわたり舞台を中心に活躍していました。
声優としては、主に海外ドラマ・映画の吹き替えを担当。
「トップガン」バイパー役のトム・スケリット氏や、「タヒチの男」トニー役のジャン=ポール・ベルモンド氏など、多くの吹き替えで活躍されていました。
2024年2月27日、虚血性心不全のため東京都内の自宅で死去されました。91歳でした。
鳥山明さん(享年68歳)
漫画家でデザイナーの鳥山明さん。
代表作の『Dr.スランプ』の累計発行部数は3000万部を記録、『ドラゴンボール』は2億6000万部を記録、『ドラゴンクエストシリーズ』は、8,800万本の出荷本数を記録しています。
日本の漫画が海外で「MANGA」と呼ばれ、世界に広まるきっかけを作った先駆者であり、数多くの文化に影響を与え、「伝説の漫画家」「史上最も影響力のある漫画家」と評価されています。
2024年3月1日に急性硬膜下血腫のため死去。68歳でした。
鳥山明さんのお別れの会はいつ・どこで開催されるかについてご紹介しています。
TARAKOさん(後年63歳)
声優でナレーター、女優、シンガーソングライターなど多くの肩書きを持つTARAKOさん。
1990年から『ちびまる子ちゃん』で主人公・まる子役を担当し、知名度を上げると、テレビ番組での司会や、ナレーションの仕事でも活躍されました。
死因は公表されていませんが、2024年に入ってから体調を崩し療養しながら活動を継続していたが容体が急変したそうです。
2024年3月4日に死去。63歳でした。
TARAKOさんのお別れの会はいつ・どこで開催されるかについてご紹介しています。
浅井裕さん(不明)
漫画家の浅井裕さん。
夫である漫画家のあさいもとゆきさんと共同執筆されていて、1990年代は成年漫画『ミントAVE.(アベニュー)』や青年誌のお色気漫画を連載していました。
2024年3月14日、あさいさん夫婦共に2024年3月2日に交通事故に遭った事を、親族があさいさんのSNSにて公表。
この事故であさいもとゆきさんは重体、妻の浅井裕さんは事故から4日後の2024年3月6日に死去されました。生年不明。
いのまたむつみさん(享年63歳)
漫画家でイラストレーター、アニメーターのいのまたむつみさん。
仕事で関わった脚本家の藤川桂介の小説『宇宙皇子』シリーズのイラストを1984年から担当し、その後、小説『風の大陸』などのイラストを担当。
その他、テレビゲーム『テイルズ オブ』シリーズや、アニメ『ブレンパワード』のキャラクターデザインなどを担当するなど、長きにわたって著名なイラストレーターとして活躍されました。
いのまたむつみさんのXにて妹さんによる訃報が投稿され、2024年3月10日に死去していたことが明かされました。
死因は公表されていないようです。63歳でした。
寺田農さん(享年81歳)
俳優で声優の寺田豊さん。
1968年に映画『肉弾』で主演を務め、「毎日映画コンクール」で主演男優賞を受賞。多彩なジャンルのドラマ・映画・舞台で存在感を発揮しました。
また、『天空の城ラピュタ』ムスカ大佐役をはじめ、声の仕事でも愛された人物です。
2024年3月14日、肺がんのために死去されました。81歳でした。
雪永ちっちさん(不明)
漫画家の雪永ちっちさん。
外資系IT企業に勤めていた雪永ちっちさんですが、コロナ禍を機に知人から譲り受けたタブレットで漫画を投稿していたところ、編集者の目に留まり漫画家デビューされました。
週刊ヤングマガジンで「サツドウ」を連載し、人気を確実に集めていましたが、他の漫画家への嫉妬から大量の誹謗中傷を送って嫌がらせをしていたことが発覚。
漫画「サツドウ」が打ち切り、出版社への出禁が通告された上、今度は自身に誹謗中傷が降りかかりました。
死因は公表されていないようですが、病歴などがないことから、自殺を図ったのではないかと言われています。生年不明。
山本弘 さん(享年68歳)
SF・ファンタジー作家・ゲームデザイナーの山本弘さん。
1978年「スタンピード!」で第1回奇想天外SF新人賞佳作を受賞。1988年「ラプラスの魔」で本格的に小説家デビューを果たした。
1987年にはクリエーター集団「グループSNE」の一員として、RPG「ソード・ワールド」の立ち上げに参画し、その後SF大賞の候補になったり、星雲賞(日本長編部門)を受賞したりするなど活躍されていました。
2024年3月29日、誤嚥性肺炎により死去されています。68歳でした。
村松康雄さん(享年91歳)
声優の村松康雄さん。
劇場版アニメ「機動戦士ガンダム」のレビル将軍役やアニメ「フランダースの犬」のハンス役、CM「明星ラーメン チャルメラ」のチャルメラおじさん役などを担当していました。
他にも「名探偵コナン」のピスコ役、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のウェザビー・スワン総督役、CM「トリスウイスキー」のトリスのおじさん役などの声でも活躍していました。
2024年4月11日に死去されました。死因は公表されていないようです。91歳でした。
梅津秀行さん(享年68歳)
声優の梅津秀行さん。
アニメ『ROBOMASTERS THE ANIMATED SERIES』(キョウ)、『機動戦士ガンダム00』(イアン・ヴァスティ)、『ハリー・ポッター』シリーズ(アーサー・ウィーズリー)などが主な作品です。
また、『news every.』特集コーナーのナレーションなども務めていましたが、2024年5月17日に間質性肺炎で死去されました。
68歳でした。
増山江威子さん(享年89歳)
声優の増山江威子さん。
アニメ「ルパン三世」で峰不二子役を長年務めた声優としても有名です。
その他、「天才バカボン」ママ、「キューティーハニー」如月ハニー、「一休さん」伊予の局/ナレーション、「パーマン」パー子など多くの人気作品の声優を務め、親しまれました。
かねてより病気療養中でしたが、2024年5月20日に肺炎のため死去されました。
89歳でした。
山下啓介さん(享年82歳)
俳優で声優の山下啓介さん。
『仮面ライダー』に登場するショッカー戦闘員の掛け声「イーッ!」を考案したのが山下啓介さんだと言われています。
「宇宙戦艦ヤマト」のヒス役や、「鉄腕アトム」のサーブ役など数々の作品に出演していました。
かねてから病気療養中でしたが、2024年6月8日に死去されました。82歳でした。
ささやななえこさん(74歳)
漫画家のささやななえこ(本名・佐川七重)さん。
ホラーやコメディー、ミステリーなど幅広いジャンルを描き人気を博しました。
夫婦生活をユーモラスに描いた「おかめはちもく」で日本漫画家協会賞優秀賞。
2024年6月8日、小細胞肺がんのため死去されました。74歳でした。
松野太紀さん(享年56歳)
声優の松野太紀さん。
アニメ『金田一少年の事件簿』金田一一役や、『遊戯王デュエルモンスターズGX』万丈目準役、
『犬夜叉』鋼牙、『スポンジ・ボブ』スポンジ・ボブの声など、数々の役を務めていました。
2024年6月26日、右大脳出血のため死去されました。56歳でした。
三輪勝恵さん(享年80歳)
声優・ナレーターの三輪勝恵さん。
アニメ「パーマン」の「パーマン1号」役、「カリメロ」の「カリメロ」役の声優として知られています。
2024年6月19日に急性肺塞栓のため死去されました。80歳でした。
小原乃梨子さん(享年88歳)
声優の小原乃梨子さん(本名:戸部法子)。
アニメ『ドラえもん』野比のび太役、『ヤッターマン』ドロンジョ役、『アルプスの少女ハイジ』ペーター役、
『未来少年コナン』コナン役、『ど根性ガエル』ひろしの母ちゃん役など、数々の名作の声を務めました。
死因は公表されていませんが、病気療養中だったようです。
2024年7月21日に死去されました。88歳でした。
山本圭子さん(享年83歳)
声優の山本圭子さん。
アニメ「ちびまる子ちゃん」の山田君、「サザエさん」の花沢さん役で知られ、
「天才バカボン」のバカボン役、「ゲゲゲの鬼太郎」の砂かけ婆役など、
数々の名作に出演していました。
2024年4月18日に敗血症で死去。
83歳でした。
田中敦子さん(享年61歳)
声優の田中敦子さん。
ニコール・キッドマン、ジェニファー・ロペスなど数多くの吹き替えを担当し、アニメでは『攻殻機動隊』草薙素子役、『ジョジョの奇妙な冒険』リサリサ役、
『呪術廻戦』花御役、『葬送のフリーレン』フランメ役などで知られていました。
2024年8月20日に死去されました。死因については公表されていませんが、息子の田中光さんによると約1年闘病生活を送られていたようです。
61歳でした。
篠原恵美さん(享年61歳)
声優の篠原恵美(本名・渡邉恵美子)さん。
アニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズの木野まこと(セーラージュピター)役、アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」のうずまきクシナ役などで知られていました。
病気療養中ということでしたが、2024年9月8日に死去されました。死因は公表されていないようです。
61歳でした。
楳図かずおさん(享年88歳)
ホラーやSF、ギャグなど、幅広いジャンルで奇才を発揮したの楳図かずおさん。
「漂流教室」や「まことちゃん」など数々のヒット作品を生み出し、指を折り曲げる「グワシ」という指サインは社会現象にもなりました。
赤と白のボーダーの服がトレードマークで、同じ色の外壁で作られた「まことちゃんハウス」も話題に。
楳図かずおさんは、胃がんを患って療養していましたが、2024年10月28日に都内のホスピスで死去されました。
88歳でした。
まとめ:【2024年声優・漫画界の訃報】亡くなったのは誰?死因も調査!
今回は、2024年になってからアニメ・ゲーム・漫画界の訃報が相次いでいる状況を受け、誰が亡くなったのか、死因についても調査しまとめてみました。
2023年はミュージシャンの訃報が相次いだため、これ以上増えないことを祈るばかりです。
2024年に亡くなったミュージシャンについてもまとめています。詳しくはこちらをご覧ください↓
コメント